新生児専用救急車

紹介状として「和歌山県立医大NICU入院依頼用紙」(PDFファイル)にご記入いただき、お渡しいただければ幸いです。搬送に間に合わない場合は、後ほどFAX(073-441-0847:NICU直通)でも対応可能です。

いつでもご連絡ください

新生児救急車

和歌山県立医科大学周産期部は、2005年12月1日より総合周産期母子医療センターに指定され、県の新生児専用救急車が配置されました。2015年からは和歌山民間救急サービスの運転手が24時間体制で待機しており、緊急時には約15分以内に出発可能です。
(状況により出発までお時間を頂く場合がございます。)

和歌山県立医科大学 周産期部・NICU部門

TEL:073-447-2300(代表)  担当:杉本卓也、利光充彦

和歌山市外の先生方へ

上記に伴い、平日時間外や休日の和歌山市外からの当院または日赤和歌山医療センターへの新生児搬送は、基本的に当院が搬送を請け負います。いつでもご連絡ください。

ドクターヘリ

※関係病院の先生方へ:ドクターヘリ搬送の手順はこちらをご確認ください。

地元消防隊のご協力のもと、ヘリコプター搬送が成立します。今後ともよろしくお願いいたします。
ヘリコプター
ヘリコプター内部

ドクターヘリによる周産期搬送システムは、2003年6月より運用を開始しました。
例:田辺市(50km)まで約15分、串本町や新宮市(100km)まで約30分で到着。県境を越えた医療支援も行っています。

搭乗者

・運航スタッフ(操縦士、整備士)
・医療スタッフ(救急部の医師、看護師、必要に応じた専門医)

運航条件

・運航時間:午前9時~午後5時(夏期は午後6時まで)
・土日祝日も運航
・悪天候の場合は運航不可

ドクターヘリ搬送手順

(2006年2月現在) 確実に 迅速に 安全に

新生児救急車

母体ヘリ搬送の場合

  1. 患者発生病院の医師が和歌山県立医科大学周産期部産科(当院産科)に電話して搬送入院を依頼する。
  2. 当院産科医師がドクターヘリ運航指令センターにヘリ出動の可否を確認。
  3. ヘリ出動可能ならば患者発生病院にその旨を伝える。(このときに患者氏名、性別(女性ですね)、生年月日を教えてください。)
  4. 患者発生病院医師は地元管轄消防隊にヘリ搬送することを伝える。
  5. 管轄消防隊は当院ドクターヘリ運航指令センターと連絡を取り合い、ランデブーポイント、出動時間を決定する。
  6. ドクターヘリ運航指令センターから当院産科にGOサインが出る。
  7. 出動。

以上1から7までおよそ7-10分。

4)の消防隊への連絡が行われないと出動が遅れてしまいますので、よろしくお願いします。※敷地内に利用できるヘリポートがある病院の場合(2017年5月現在 社会保険紀南病院、橋本市民病院、新宮市立医療センターの3病院)
ヘリが直接病院敷地内に着陸できるため、消防隊の協力は不要。よって、上記手順の「管轄消防隊」を「病院の防災センター」に置き換えて考えてください。またこの場合は当院のヘリ搬送用ストレッチャーを患者発生病院内まで運んでいきますので、搬送依頼病院医師は患者様と一緒に病院内でお待ちください。

新生児ヘリ搬送の場合

  1. 患者発生病院の医師が和歌山県立医科大学周産期部NICU(当院NICU)に電話して搬送入院を依頼する。
  2. 当院NICU医師がドクターヘリ運航指令センターにヘリ出動の可否を確認。
  3. ヘリ出動可能ならば患者発生病院にその旨を伝える。(このときに患児氏名(もしくは母親氏名)、性別、生年月日を教えてください。輸液ルートの本数、気管内挿管しているかなども教えていただければ幸いです。)
  4. 患者発生病院医師は地元管轄消防隊にヘリ搬送することを伝える。
  5. 管轄消防隊は当院ドクターヘリ運航指令センターと連絡を取り合い、ランデブーポイント、出動時間を決定する。
  6. ドクターヘリ運航指令センターから当院NICUにGOサインが出る。
  7. 出動。

以上1から7までおよそ7-10分。
4)の消防隊への連絡が行われないと出動が遅れてしまいますので、よろしくお願いします。

※搬送依頼病院医師は「和歌山県立医科大学NICU入院依頼用紙」(PDFファイル)の記入をお願いします。搬送に間に合わなければ後でFAX(073-441-0847:NICU直通)してくだされば結構です。

★ランデブーポイント到着

搬送依頼病院医師は消防救急車内で患児とともに待機していてください

  1. 当院NICU医師が患児の病状を救急車内に確認しにいく。
  2. その他のヘリスタッフは当院搬送用保育器を救急車内に積み込む。(すなわち救急車内に2台の搬送用保育器が積載できるようにしておいてください。)
  3. 救急車内で患児を当院の搬送用保育器にのせかえる(救急車外でのせかえると患児を外気にさらすことになる
  4. 患児をのせた保育器を救急車からおろしてヘリ用のストレッチャーに載せる。このとき酸素投与が必要な児の場合は消防救急車の携帯用酸素ボンベを借りて移動する。
  5. ヘリの後部扉から患児をのせた保育器をヘリに積み込む。このとき気管内挿管していてバギングが必要な児の場合は、患者発生病院医師が一時的にバギングを交代して行い、当院NICU医師はその間にヘリ内に搭乗し、バギングの連携プレーを行いながら保育器積載を完了する。 (ヘリの後部扉から保育器を積み込み、当院NICU医師はヘリ内部から患児を受け取る。)
  6. 酸素ボンベを消防隊に返却してヘリ離陸。

※敷地内に利用できるヘリポートがある病院の場合(2017年5月現在 社会保険紀南病院、橋本市民病院、新宮市立医療センターの3病院)
ヘリが直接病院敷地内に着陸できるため、消防隊の協力は不要。よって、上記手順の「管轄消防隊」を「病院の防災センター」に置き換えて考えてください。またこの場合は当院のヘリ搬送用保育器(ストレッチャー)を患者発生病院内まで運んでいきますので、搬送依頼病院医師は患児と一緒に病院内でお待ちください